ノーマン風に分析すると、
シグニファイア
制約
対応付け
フィードバック
列に関する何らかの視覚的情報をシグニファイアとすると、それは並んでいる人の客層と列の位置である。だが、どちらも適切なシグニファイアとは言えない。
列の位置に関しては文化的制約と言える。
この文化的制約に頼りながらシステムを使用している状況だが、その文化的制約も不明確である。
対応付けにおいては、そもそも対応するものが存在しないと考えられる。
列の位置とバスの停車位置の対応付けは皆無であり、バスが止まる場所も(ルールがあるのかもしれないが、)利用者からすれば規則性が無いように感じる。
自分が並んだ列からのフィードバックは全く無い。あるとしたらバスが来た瞬間だが、そのバスも自分が乗りたいバスなのか一目では分からない。
列に並ぶとバスに乗れるという単純なシステムにも関わらず、
概念モデルがきちんと構築されていないことは大きな問題である。